クックパッドサマーインターンに参加してきた
8/16~8/27にクックパッドのサマーインターンに参加してきました。
前半五日間はクックパッドの社員の方々による講義,後半五日間は実務に取り組みました。
講義の内容としては,Next,GraphQL,SwiftUI,Rails,aws,サービス開発講義と盛りだくさんの内容でした。
普段触れる機会のなかった,SwiftUI,awsを触れていい経験でした。今まではWeb開発に力を入れていこうという気持ちが強かったのですが,こういった新しい技術に触れることで,変に領域を縛る必要もないのかなと改めて思いました。
サービス開発講義では,一日コードを書くことなく,実際にユーザーインタビューを行い,そこから価値仮説を立て,その仮説を元にFigmaでデモを作成し,もう一度ユーザーに触ってもらうのを観察して,フィードバックを頂くという内容でした。ユーザー自身が自分の欲しいものがわからない中で,価値あるものを作る難しさを学びました。また,僕自身,創造力や独創性がないから新しいサービスや機能を作り出すことにセンスがない,苦手だと感じていたのですが,実際に多くの価値を生み出している既存のサービスでも,いきなりパッと考えが浮かぶことは稀で,仮説を立て,それを検証し,ブラッシュアップしていくという,どちらかというと論理的な道筋で作られるものが多いのかなと感じました。
後半五日間の実務では,お馴染みのレシピページのABテストの実装を行いました。社内ツールが豊富で,何をするにしてもスピード感を持って開発をすることができました。
ABテストの実装に関して得た学びは以下です。
・ABテストは,一時的に開発するもので,終了後,削除等で管理しやすいように同じディレクトリにまとめておく
・ABテストのために,既存コードを変更しない
→wrapperコンポーネントを使用した
・ABテストで既存テストが落ちるべきではない
→既存のライブラリを使うことで解決しました。gemだとchankoというものが存在するみたいです。
今まで,ABテストという名前を聞いたことはありましたが,その実態までは知りませんでしたが,デプロイまで完了することができてよかったです。
また,インターン全体としては,以下のような学びがありました。
・自分が理解していること,理解できていないことをはっきりと相手に伝えるべき
・統計について勉強すべき
→どれだけ多くのデータが出てもそれを分析し,理解する能力がなければ宝の持ち腐れになってしまう。色々本を紹介していただいたので,順次勉強していく。
・サービス開発を主眼に置くことも大事だが,まずは技術を磨くべき
→一口にサービス開発といっても,マーケティングの勉強もしないといけないだろうし,すぐに身に付くノウハウではない(し,それが正しい方向性かもわからない?)から,技術力を磨いていきつつも,本で学んだり,実際の現場を横目で盗んでいくべき
・自分が与えられたタスクのただ漠然とこなすべきではない
→自分の上司から与えられたタスクの解像度をあげ,それが全体の仕事の中でどういう役割を持っていて,なぜ行う必要があるのか,何に繋がるのかといった全体のマップを頭の中に持っている必要がある
前半の講義,後半の実務ともに非常に密度が濃いものであっという間の二週間でした。こんなに莫大な量をやり切ることができたもの,熱心にサポートしてくださったエンジニア,メンターの方々,運営に携わってくれた方々のおかげでした。ありがとうございました!